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サボテン特集

今回は夏にピッタリなサボテン特集です!
サボテンと聞くと、

"トゲトゲしい"
"痛そう"
"姿が可愛らしい"
"砂漠の中に生えている"

なんてイメージを持たれる方も多いかもしれません。中にはドラゴンフルーツのようなサボテンの果実を 想像される方もいらっしゃるでしょうか。更には"とんかつ?"って思う人もいたりいなかったり。。 きっと多くの人がトゲトゲの姿だったり、砂漠のサボテンを思い出されるのだろうと思います。
ですが実はこのサボテン、厳しい環境下でも生きていけるように進化した"ちょっと先を行く"植物なのです。 のんびりしていそうな、癒されてしまう姿からは想像出来ませんが、実は非常によく頭を使っているのです。 ということで今回は知ってるようで意外と知られていないサボテンの世界をちょこっとだけ覗いてみたいと 思います。

最近はインテリアに飾る植物としても意外と身近なサボテン。
サボテンは多肉植物というカテゴリに含まれる1つの大きな仲間です。
多肉植物とは"葉や茎や根の中に水分を蓄えた植物"という風に定義されています。 サボテンもまさにここに入るわけなのですが、サボテンだけでも種類が5000~7000種類ほどもある為、 サボテンとそれ以外の多肉植物とで分けて考えることも多いようです。

多肉植物には他にもいろいろあって(写真)、これらの科に属する植物が全て多肉植物、ということではないのですが、とにかくいろんな種類に渡って多肉植物があるんだなーということがお分かり頂けるのではないでしょうか。種類にして、 3万種類以上あるんだとか。

では何故多肉植物は水分を体内に留めるようになったのでしょうか?

これは植物の生育環境に深く関係しています。それが"乾燥"です。乾燥地帯で生息する為に必要な水分を保持した結果、葉っぱや茎などに水分を貯めるようになったのです。
その最たるものが"サボテン"、というわけです。
サボテンが普通の植物と大きく違う点として、葉っぱが無いこと、茎が丸かったり棒状だったりすることが挙げられると思いますが、これは全て乾燥から身を守るためにあります。サボテンと言えばすぐに思い浮かぶ"トゲ"。あれは実は葉っぱなんです。サボテンが乾燥した環境でも生きていく為の進化なのです。葉の表面積を減らし、昼夜の気温差により生じる露が葉に留まることなく、直接水分を吸収出来る根の生えている地面に落とすことが可能となっています。また、通常植物は昼の明るいうちに葉っぱで光合成を行ない栄養を作りますが、その際、酸素を放出する為に気孔を開きます。しかし暖かい太陽の元では水分が気孔から奪われてしまう為、光合成の機能を夜に移行させたのです。こうすることでより効率よく水分を補給し、維持することが出来るようになりました。ちなみにサボテンの場合、気孔は茎全体に、つまり体全体に分布するようについています。葉がほとんどなくなってしまったので当然の流れと言えそうです。



サボテンが元々自生していないアフリカ大陸では、サボテンと全く関係のないユーフォルビアの仲間がやはり同じように乾燥に耐えるべく、似たような進化を遂げています。見た目はサボテンと変わりません。ですが元々の器官は違っており、サボテンの刺は葉ですが、ユーフォルビアの場合は花座と呼ばれる花が咲く台が進化したものなのです。園芸用の植物としてどちらも街中で見かけますが、よく見るとサボテンには刺の根本が刺座と呼ばれる綿毛で覆われています。多肉のそれにはありません。

水分補給に重点をおいた反面、光合成の効率は落ちてしまいました。結果的に成長のスピードは緩やかになってしまったようです。サボテンの成長がのんびりしているのはこのためなのです。

なお、サボテンと一口に言っても種類は実に様々で、生育環境によってその形も大きく分類されます。柱のような形、うちわのような形、丸くてトゲトゲのサボテン、葉っぱもあって見た目は普通の観葉植物のようなサボテン(一番進化していない形)など、いくつかあります。世界最大のサボテンはサワロサボテンと言って、大きいものだと20m(ビル7階くらい!)にもなるそうです。きつつきが穴を開けて巣を作ることも出来ちゃうそうです。日本で見ることの出来る最大のサボテンは、金鯱という円形のサボテンだと伊豆のシャボテン公園に直径80cmもある150年ものがあるそうです(ぜひ見たい。。)。
>>サボテンと日本の歴史は??(2/2ページ)
date : 2010. 09. 04
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